
Presenters:
Yanjie Zhang(Beijing Sport University)
Guan Jang Wu(National Taiwan University of Sport)
Mike Cheang(University of Macau)
Moderator:
Taito Okamura(backcountry classroom Inc)
特定の産業構造において大学が果たす役割は、人材育成、シンクタンク、イノベーションの源泉など極めて重要である。大学が安定した産業を支えるためには、技術や社会の変革に調和しつつ、普遍的な人材を輩出し続けることが不可欠だ。一方で、野外教育分野においては単一の大学に複数の教員が在籍することは稀であり、現実には10年から20年、時には30年に一度の人事循環に留まっている。そのため、前任者が積み上げた専門性を引き継ぐ人材の確保には、限られた人的資源の中では限界がある。結果として、野外教育における大学教育は、担当教員の専門性や研究領域、教育哲学に大きく左右され、輩出される人材像にも偏りが生じかねない。ここに登壇する3名は、それぞれの大学で革新的な野外教育を展開し、地域のゲームチェンジを果たしてきたが、それは彼らのキャリアが地域において唯一無二であったことに依るところも大きい。彼らの成果が途絶えることは、地域の野外教育の後退を意味する。本ワークショップでは、大学教員個人のキャリアに依存しない、持続可能な人材育成の可能性を議論したい。