Japan Outdoor Leadership Conference

【Workshop②2日目15:00-16:30】2.サイクリングによるWEA野外指導者養成の可能性

小口良平(合同会社トビチカンパニー)

岡村泰斗(株式会社backcountry classroom)

2013年から国内で展開されているWEA野外指導者養成コースですが、これまで全て山岳エリアにおけるハイキングを、所定の遠征活動として実施されてきました。また、アメリカで1977年に、ワイオミング州グランドティトン山系で始まったWEAも、その後多くのコースがハイキングを中心とした遠征活動を行なっています。

WEAが定義するウィルダネストリップとは、「トランスファー(移動)」、「アイソレイト(隔離)」、「オーバーナイト(宿泊)」、「セルフレスキュー(自己救助)」の4つの要素があり、これらの要素が、WEAカリキュラムと密接に関わり、質の高い指導者養成を実現しています。また、移動手段として、動力を用いずに、能力や目的に応じて手つかずに自然にまで発展することのできるアウトドアパスーツ(ハイキング、クライミング、パドリング、サイクリング、バックカントリースキーなど)が示されています。ところが、車道を移動するサイクリングは、人工物からの隔離が困難なことや、日本では都市救急下での活動が中心であり、かつ宿泊場所も指定地でのキャンプが中心となるなど、ウィルダネストリップとしてデザインしにくいアウトドアパスーツと言えます。

そこで、このワークショップでは、2026年5月に実施され、サイクリングを中心とした移動手段を用いる「WEAアウトドアリーダー信州バイクコース」の報告とともに、サイクリングによるウィルダネストリップの工夫、WEAコースとしての可能性と課題を議論します。また、このワークショップは、サイクリングだけではなく、他のアウトドアパスーツ全てによる野外指導者養成の可能性を提言します。

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