3日目 6月20日(土)
時間:13:00-14:00
会場:ホール センペル
現在、野外活動でご飯を食べる所謂「プロ」と呼ばれる立場の方でも、例えば兵庫県教育委員会が実施する4泊5日の自然学校の指導者として、一定のマネジメント能力やレクリエーション技術、キャンプファイヤースキルがあれば生計を立てることができる。また、都市型のアウトドア体験(近隣公園での遊びなど)でも十分参加者は満足しサービスとして成立している。極論、そのような立場の人たちには野外教育における専門性の高い知識や技術が無くても、食べられているという状況である。しかしながら、どのような立場であれ、より質の高い体験活動を提供、指導できるように自己研鑽するプロフェッショナルとしてのマインド(プロフェッショナリズム)が必要であり、指導者として求められる諸能力のスタンダードレベル(例えばWEA6+1)を基盤として、それぞれの立場に合わせた指導が行えることが理想的である。そうしたプロフェッショナリズムの必要性と指導者としてのスタンダードレベルについて本パネルディスカッションでは取り上げたい。

田中 洋一(たなか よういち)
CLUB ATTRACTION理事長 / 滋賀県子ども若者審議会委員。子ども・若者の体験活動や地域の教育現場で長年実践を続けています。大学生リーダー140名とともに、子どもから若者の成長を支える育成型プログラムを運営。野外教育のフィールドだけでなく、子ども食堂や不登校児童の受け皿づくり、居場所づくりといった生活に近い場での支援も継続して行っています。

野田 隆太(のだ りゅうた)
株式会社FREE CAMP代表。福岡エリアを拠点に、アウトドア・自然体験を軸とした子ども・若者向けプログラムやキャンプの企画・運営を行っています。自然体験が人の成長に与える価値を事業として成立させることをテーマに活動。出世払い制度やスポンサー制度など、「共感」を起点に人を巻き込む仕組みづくりを実践しながら、持続可能な経営のあり方を試行錯誤しています。

林 健児郎(はやし けんじろう)
大阪YMCA YMCA総合研究所YELL研修事業長 / 六甲山YMCA管理責任者。長年、子どもキャンプの企画運営やリーダー養成に携わってきました。現在は、学校・企業の体験型研修や指導者養成講習(指導法・環境・安全)の企画運営に従事しています。全人的アプローチとエビデンスを重んじ、実践と人づくりを両輪とした持続可能な野外教育の仕組みづくりに尽力しています。